現代ドイツを代表する映画監督・写真家、ヴィム・ヴェンダース。
1971年の長編映画デビュー直後からニュー・ジャーマン・シネマの旗手として注目を集め、『ことの次第』でヴェネツィア国際映画祭金獅子賞、『パリ、テキサス』でカンヌ国際映画祭パルム・ドール、『ベルリン・天使の詩』でカンヌ国際映画祭監督賞を受賞し、国際的に活躍。
昨年2023年は、最新作『PERFECT DAYS』を、第76回カンヌ国際映画祭に出品。主演を務めた役所広司が最優秀男優賞を受賞したことでも話題となりました。
そんな彼の功績をたどる展覧会「ヴィム・ヴェンダースの透明なまなざし」が、2024年2月1日から3月2日まで開催されます。
本展では、ヴェンダースが「究極のロードムービー」と称する『夢の涯てまでも』のクライマックスシーンから生み出された、鮮烈な色彩の電子絵画作品「Electronic Paintings」に加え、『パリ、テキサス』ロケ時にヴェンダースが撮影し、写真家としての才能を知らしめたアメリカ中西部の風景写真「Written in the west」シリーズを展示。
さらに「恵比寿映像祭2024『月へ行く30の方法/30 Ways to Go to the Moon』」の地域連携プログラムの一環として、『夢の涯てまでも ディレクターズカット 4Kレストア版』を東京都写真美術館にて期間限定上映するなど、本展に関する上映やトークイベントも実施。
ヴィム・ヴェンダースの魅力に迫ります。
30年の時を超えてお目見えする「Electronic Paintings」「Written in the west」は、ヴィム・ヴェンダースのアーティスト・写真家としての重要作。
是非、この機会にお見逃しなく。
ヴィム・ヴェンダースの透明なまなざし/
期間:2024年2月1日(木)~3月2日(土) 12:00-17:00 (日) (月) (祝) 休
会場:N&A Art SITE
企画: 御影雅良 キュレーション: 墨屋宏明
主催: DART株式会社、GCI BOOKS 協力: エヌ・アンド・エー株式会社
関連リンク https://d-art.life/posts/3QBRNf06
(画像はヴィム・ヴェンダース 《ユニゾン》 1991年 紙、HDプリント 36.4×51.5cm (C)Wim Wenders/Kazutomo)