「作家として、人間として、ターニングポイントになる作品」と朝井リョウさん自身が語る『正欲』。
作家生活10周年記念の書下ろし長篇で、第34回柴田錬三郎賞を受賞するというの快挙を遂げました。


柴田錬三郎賞は、傑作『眠狂四郎無頼控』をはじめ、自在な想像力を駆使した作品の数々でひろく大衆の心をうち、小説の新しい地平を切り拓いたベストセラー作家、故柴田錬三郎氏の名を冠した賞。
現代小説、時代小説を問わず、真に広汎な読者を魅了しうる作家と作品に与えられます。
発売以来、多様性をめぐる議論が読者のあいだで広がりつづけ、増刷を重ねる本書の受賞に、朝井リョウ氏はこのようにコメントしています。

朝井リョウ氏 (C)新潮社 | yakumoxBB

柴田錬三郎賞を今の自分がいただけるとは全く考えていなかったので、青天の霹靂でした。
この小説を必要としている人に届くきっかけが一つ増えたことを、本当に嬉しく思います。

【タイトル】『正欲』(新潮社刊)
【著者名】朝井リョウ
【発売日】2021年3月26日刊
【本体定価】1870円(税込)
【造本】四六版  厚表紙角背カバー
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