『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』、『ファインディング・ニモ』など、驚異的なCG技術と、ハートフルな冒険物語で、子供から大人まで魅了し続けるピクサー・アニメーション・スタジオ。
世界的なアニメーション・スタジオがディズニープラス向けに初めて製作したオリジナルアニメーションシリーズが「ウィン or ルーズ」です。
全8話から構成されている本作は、中学生男女混合ソフトボールチーム「ピクルス」の決勝戦までの1週間を描いたヒューマンドラマ。
製作陣には、ピクサー・スタジオの系譜を彩ってきたクリエイターたちが名を連ねています。

ソフトボールの試合終了後。
チームの活躍に感銘を受けたコーチは、選手ひとりひとりに賞賛のハイタッチを贈る。
しかし、たいした活躍が出来なかった12歳のローリーは、父でもあるコーチから、ひとりだけハイタッチをしてもらえず。
するとプレッシャーからか、彼女にしか見えない“不安の塊=汗ボール”が誕生して……。

本作の面白いところは、主人公がエピソードごとに変化する。要するに、8人の主人公が存在すること。ソフトボールチームのコーチの娘・ローリー、優秀なキャッチャー・ロシェル、審判のフランクなど、どれも個性的なキャラクターばかり。
なんでも、脚本も兼任したマイケル・イェーツ監督は、子どもの頃にソフトボールをやっていて、しかもお父さんが監督だったという実体験が本作の原案になっているのだとか。
製作者たちの身近な体験が元になってストーリーが構築されているからこそ、私たちに豊かな感動と共感をもたらす作品となっているのでしょう。

同じ出来事でも、それぞれ置かれている立場や考え方の違いによって、捉え方が違ってくるもの。
さまざまな人の視点が多角的に描かれていて、これまでの作品にはない斬新な作りとなっています。
1話20分の中にさまざまな要素がギュッと凝縮されているので、ちょっとしたスキマ時間に楽しめるのも嬉しいところです。

本作のテーマは、物事は見かけどおりではないということ。そして、異なる視点から物事を捉えるということ。
そうしたことを本作を通じて体験することで、周囲の人を理解し、受け入れ、共存していくことにつながっていくのでは…と考えさせられるばかりです。
ピクサー・アニメーション・スタジオが放つ、ハートフルなオリジナルストーリー。
あなたも是非、「ウィン or ルーズ」の世界に浸ってみて。
「ウィン or ルーズ」は2025年2月19日(水)からディズニープラスにて独占配信。

ウィン or ルーズ
2025年2月19日(水)からディズニープラスにて独占配信
(C)2025 Disney/Pixar
公式サイト https://www.disneyplus.com/ja-jp